こんにちは、うちだです。「確定申告書の書き方がわからないけど、誰か教えてくれないかな・・・」と言った気持ちになっている方が多いのではないでしょうか?確かに確定申告書は難しい用語が多く、全体像が分からないとなかなか手が進みません。そこで今回は、「確定申告書の全体像」にフォーカスを当てて、解説しました。
Contents
確定申告書の書き方がわからないときは?
確定申告書は、「所得」「所得控除」と言った税金の世界独特の用語がいくつも出てきます。
例えば医療費控除が分からなくなったら、「確定申告 医療費控除」と検索すれば、解説しているウェブサイトはいくつもあります。
しかし、個別の論点を調べる前に、まずは「確定申告書の全体像」を知っておきましょう。
そうすると、個別の論点が「点」から「線」に変わり、確定申告書の見え方が変わってきます。
確定申告書の書き方の全体像
確定申告書の全体像
確定申告書を提出する人には、「個人事業主」だけでなく、会社員の方もいます。
「確定申告書は、誰でも書くことは同じだろう」と思ってしまいますが、所得税の世界では、個人が稼いだ儲けを「10種類」に分けて計算するので、書く内容が変わってきます。
このことを覚えると、確定申告書がなぜ以下のような構成になっているかがわかります。

確定申告書イメージ
そうです。確定申告では、この「第一表」を作り込んでいくのです。
所得税の確定申告書には「第一表」以外のものもありますが、全て「第一表」へつながっていきます。
また、「第◯表」だけでなく、例えば「事業をしている人」は「事業の儲け」が、不動産賃貸をしている人は「不動産賃貸収入」が発生するので、それぞれの儲けを計算した資料を別途作成します。
- 1つ目の決算書:事業の儲けを計算する決算書
- 2つ目の決算書:不動産賃貸の儲けを計算する決算書

事業の儲けの計算
このほかにもいくつかの資料・明細書がありますが、解説は後日に改めて差し上げます。
以上をまとめると、確定申告書は以下のような全体像になっています。

確定申告書の全体像
「分けて儲け・税金を計算」の意味が掴みにくいかもしれませんが、これは「分離課税」と呼ばれるルールが使われる儲けで作る申告書です。
確定申告書の書き方の見本と平成30年版
「確定申告書 様式 手引き」と検索すると、「確定申告の手引き」のウェブサイトへ行くことができます。
この手引きでは、書き方の解説から見本まで、とても詳しく解説されています。
確定申告書の書き方の相談
確定申告書の書き方を教えてほしい場合は、税務署へ直接訪問するか、地域の税理士会が開催している相談会で質問するのも手です。
しかし、確定申告期はたくさんの人が訪れるので、かなりの待ち時間がかかることもしばしばです。
待ち時間を少なくするには、「確定申告期」以外の税務署が忙しくない時期に、「去年の確定申告書を持っていって、質問する」のが一番賢明な方法でしょう。
まとめ
確定申告書をスムーズに作成するには、「まず全体像をつかむ」ことがとても重要です。個別の難しい話を調べる前に、「確定申告書の全体像」をぜひ一読しましょう。

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