法定調書の期限が今月末に迫ってきました。日頃の忙しさでついつい後回しになっていたかもしれませんが、あと1週間余りしかありません。「なんだか難しい用語がいっぱい並んでるなぁ」と、憂鬱な気分になってしまうでしょう。今回は、法定調書合計表を取り上げ、「何を書くの?」「どうやって書いたらいいの?」を解説しました。
Contents
法定調書合計表とは?
法定調書合計表
給料やボーナスを合わせて「給与」といいますが、従業員を雇っていると「給与」から源泉徴収をします。
同じく、従業員が退職すると、退職金から源泉徴収をします。
顧問弁護士がいたら、支払う報酬は源泉徴収をしてから払うでしょう。
こういった情報を取りまとめたものが法定調書合計表で、正確には「給与所得の源泉徴収票等法定調書合計表」といいます。
なお、「源泉徴収」とは、「誰かにお金を払うときに、お金をもらう人が払うべき所得税を、天引きして自分がその人の代わりに払う」ことをいいます。
詳しくは、以下の関連記事で解説していますので、参考にして下さい。
関連記事:源泉徴収税・源泉所得税

法定調書合計表
法定調書合計表の提出義務と期限
先の記事で取り上げた「給与支払報告書」や「支払調書」を提出する人が、「法定調書合計表」も一緒に提出します。
また冒頭で触れましたが、例えば平成29年度のものであれば、「平成30年1月31日」が期限です。
法定調書合計表の提出先
自分の事務所を所管している税務署へ提出します。
法定調書合計表の書き方
法定調書合計表のダウンロード
法定調書は郵送されてくるのですが、ウェブサイトでダウンロードすることもできます。
具体的には、「法定調書合計表 ダウンロード」と検索すれば「給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表」というpdfファイルが検索結果に出てくるので、それをクリックすればダウンロードができます。
法定調書合計表の手引き
手引きも郵送物に入っていますが、「法定調書合計表 手引き」で検索すると、郵送物と同じもののPDFをダウンロードすることができます。
但し、非常にボリュームがあり専門用語が多いのと、提出対象外の資料の書き方も載っているので、慣れないと読むのに少々骨が折れるかもしれません。
法定調書合計表の書き方
源泉徴収に関連する情報を取りまとめた資料ですが、上から順に「給与の情報」「退職金の情報」「報酬の情報」を書く欄が設けられています。
具体的な書き方は以下の通りです。

法定調書合計表
まとめ
何を書かないといけないかがわかれば、割とすぐに書けてしまいます。「書き方」をまず読みたくなりますが、当記事は、一番上から読んでいきましょう。
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