こんにちは、内田正剛@うちだ会計事務所です。年末に郵送されてきた給与支払総括表の期限を見ると「平成30年1月31日」と書いてあります。今回は、給与支払報告書総括表の書き方のポイントをまとめましたので、「そろそろ書かないと、でもよく分からない・・・」という方は、この記事にぜひ目を通してください。
Contents
給与支払報告書総括表とは?
給与支払報告書総括表のフォーマット
給与支払報告書総括表は、1年間に給与を支払った人・会社が、どれだけの従業員等に給料・賞与(合わせて「給与」といいます)を払ったのかをまとめた書類です。

給与支払報告書総括表イメージ
提出期限と提出先
会社・事務所がある場所を管轄している市役所に、翌年の1月31日までに提出します。つまり、平成29年1月〜12月の分は平成30年1月31日までに提出しないといけません。
給与支払報告書総括表のダウンロード
給与支払報告書総括表の用紙は郵送されてきますが、市役所のウェブサイトからダウンロードすることもできます。
ウェブサイトによってはエクセルも用意されているので、パソコンで作成することができ便利です。
「給与支払報告書総括表 ダウンロード」で検索すると、目的のウェブサイトへアクセスすることができます。
給与支払報告書総括表の書き方
給与支払報告書総括表には、いくつかの専門用語が出てきます。特に覚えておきたい用語を書いておきます。
特別徴収
給料や賞与(=給与)から天引きされるのは所得税だけではなく、住民税もあります。給与天引きの方法で住民税を支払うことを「特別徴収」といいます。

特別徴収
普通徴収
天引きの方法ではなく、市町村から郵送されてくる納税通知書を使って自分が支払う方法を「普通徴収」といいます。
普通徴収では、年に4回支払います。

普通徴収
甲欄・乙欄はどこ?
会社から払われる給料から天引きされる税金に所得税があり、「源泉徴収・源泉徴収所得税」と呼ばれています。
給料に対する源泉徴収所得税の金額は、以下のような「源泉徴収税額表」を使って確かめます。

源泉徴収税額表
確かめる時はそれぞれの従業員が「甲欄」なのか「乙欄」なのかを確かめる必要がありますが、それぞれの意味は以下の通りです。
甲欄:扶養控除等申告書を提出している人
乙欄:提出していない人
給与支払報告書総括表の書き方
上記の専門用語が理解できたら、以下の要領で書いていきます。

給与支払報告書総括表の書き方
まとめ
専門用語の意味を押さえておけば、ある程度スムーズに書けるようになります。作成する時に、上述した「特別徴収」「普通徴収」「甲欄・乙欄」の意味をおさらいしておいてください。

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