特定口座、これが得をするための3つのポイント


こんにちは、うちだです。今日も変わらず寒いです。確定申告が迫ってくると、「自分は確定申告しないといけないの?」「確定申告したほうが得なの?」など、気になることが増えてきます。今日は、「特定口座」を取り上げて、得をするために見ておきたいポイントを解説します。

特定口座とは?

特定口座と特定口座年間取引報告書

儲けは自分で計算して、確定申告するのが原則です。

しかし、特定口座という制度を使えば、その口座の損益は証券会社がかわりに計算し、「特定口座年間取引報告書」を口座の持ち主へ発行してくれます。

メリットは、「特定口座の運用の結果発生した儲けや損失は、他の口座の儲けや損失とは分けて計算する」ということです。

分離課税と総合課税

所得税は、儲けに税率をかけて計算しますが、儲けには10種類あります。

その儲けを、「他の儲けとは分けて別々に計算する」方法と、「他の儲けと合算して計算する」方法があります。前者を「分離課税」、後者を「総合課税」といいます。

また、分離課税の中にも、「所得税を天引きされて終わり」の源泉分離課税と、「所得税を天引きされずに、他の儲けとは別々に所得税を計算・申告」する申告分離課税があります。

分離課税の全体像

分離課税の全体像

後ほど、「分離課税」「総合課税」の知識を使いますので、まずはイメージをつかんでください。

関連記事:分離課税とは?

特定口座と源泉徴収

特定口座と源泉徴収あり

特定口座で運用している商品の儲けは、所得税を天引きする「源泉徴収あり」を選択できます。

天引きされることで所得税の課税が終わっているので、確定申告は不要です。

但し仮に、天引きされた所得税の還付を受けたい時や、他の口座で発生した儲けと相殺したい時は、確定申告が必要です。

確定申告をしないと還付は受けられませんし、他の口座で発生した儲けは、原則通り所得税がかかってきます。ここがポイントなので、覚えておいて下さい。

関連記事:源泉徴収とは?

特定口座と源泉徴収なし

特定口座で発生した儲けは、所得税が天引きされない「源泉徴収なし」を選択することもできます。

「源泉徴収なし」を選んだ場合は、確定申告をしましょう。

特定口座と確定申告

特定口座と確定申告

特定口座と確定申告

確定申告はどんな時にしたら有利か?

特定口座の確定申告は、以下の2ステップで考える必要があります。

  • 確定申告をするのかしないのか?
  • 分離課税を選択するのか、総合課税を選択するのか?

上場株式の譲渡損失の繰越(分離課税が有利)

上場株式を運用していて損失が発生した場合、その損失を将来の上場株式の儲けと相殺することができます。

これを「譲渡損失の繰越」といいますが、この制度を利用するには「分離課税」で「確定申告」をする、「申告分離課税」を選択する必要があります。

確定申告をしたら将来の儲けと相殺できる(=将来の所得税がやすくなる)のに、しないことで将来の儲けには「原則通り所得税が課税される」のです。

つまり、上場株式の運用で損失が発生していたら、「申告分離課税」を選択した方が有利なのです。

総合課税はどんな時に有利?

上場株式に運用損失が発生しておらず、将来へ繰り越す損失がないケースは、総合課税を選択した方が有利な場合があります。

納税者の儲け次第では、総合課税を選択した方が税率が低くなることがあるためです。

つまり、分離課税を選択していたら20.315%の所得税がかかるけど、所得税が課税される儲け(=「課税所得」といいます)が695万円以下の人は税率が20.315%を下回るので、「総合課税を選択した方が有利」になるということです。

まとめ

どの制度を選択するかで、今・将来の所得税の金額が変わってくるので、特定口座の制度をしっかり理解するとお得です。

ひとり起業家に欠かせない税金やブログ集客についての情報を、日々綴っていきます。


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