こんにちは、うちだです。この数日は寒さが控えめですが、風邪をひかないように注意しましょう。来月15日から確定申告期が始まりますが、わからないことはありませんか?例えば「扶養控除」とか。「扶養」というと真っ先に浮かぶのが「配偶者」ですが、配偶者には別の制度があります。そこで今回は、誤解を解くために「扶養控除」をまとめました。
Contents
扶養控除
扶養控除とは
所得税は儲けに課税されるのですが、一定の要件を満たせば儲けからマイナスしてくれる特典がもらえます。これを「所得控除」といい、「扶養控除」もその1つです。
扶養控除の特典を利用するには、以下の要件を満たす必要があります。
- 納税者と生活の糧が一緒
- 事業専従者は適用できない
- その親族の1年間の儲けが38万円以下
- 配偶者以外の親族
扶養控除の金額
扶養親族の年齢によって異なります。
16歳以上19歳未満 | 38万円 |
19歳以上23歳未満 | 63万円 |
親族が70歳以上の場合は、以下のようになっています。
同居している | 58万円 |
同居していない | 48万円 |
扶養控除と子供
「子供は扶養しているから、当然扶養控除は使えるだろう」と思ってしまいがちですが、上の解説の通り、16歳未満の子供には使えないのです。
扶養控除の2018年のルール
2018年から改正されたのは「配偶者控除」「配偶者特別控除」で、扶養控除には変更はありません。
関連記事:配偶者控除のポイントを3つお伝えします
扶養控除等申告書(扶養控除申告書)
扶養控除申告書とは
年末調整の書類の1つで、この書類を使って「給料から天引きされていた所得税」と「あるべき所得税」の調整計算を行います。
正式名称は、「扶養控除等(異動)申告書」といいますが、一般的には「扶養控除申告書」と呼ばれることもあります。
この書類では、主に以下の情報を記入します。
- 控除対象配偶者(配偶者控除の特典が使える人に関する情報)
- 控除対象扶養親族(扶養控除の特典を使う対象の人の情報)
- 寡婦(夫と死別したか、離婚した人で一定の要件を満たす人の情報)
- 寡夫(妻と死別したか、離婚した人で一定の要件を満たす人の情報)
- 勤労学生(学生でしかも給料をもらっていて給与所得があるけど、一定の所得以下の人の情報)
扶養控除申告書の書き方(扶養控除等申告書の書き方)平成30年版
記入にあたっての、主な留意点は下記の通りです。

扶養控除等申告書の書き方
まとめ
扶養控除も専門用語が多いので、当ブログ記事で意味を理解してから確定申告をするようにしましょう。
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